ソウルの中心から車で1時間ほどの
アパート(高層マンション)の立ち並ぶ郊外に。
7歳と5歳のお子さんのお母さん、
チョンさんが教えてくださいました

手前は塩漬けの終わった白菜。
キムチはここで味が決まるというくらい
塩漬けはとても難しいのです
味見させて頂いたら、
このまま浅漬けでも良さそうな塩加減でした。

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 チョンさんのキムチ作りの特徴はいくつかあって
そのひとつは、辛子菜を入れること。
(写真手前のザルの左側の葉)

そしてミョルチエキスとカナリエキスを多めに使うこと。
(「ミョルチ」は「かたくち鰯」、「カナリ」は「イカナゴ」)
この魚醤は旨味もありますが、香りのクセがあるので
あまり使わないという人もいます。

ちょっと驚いたのが生姜を加えないこと。
苦手だそうですが、
生姜を入れない方に初めて会ったので
出来上がりにますます興味が沸きました。
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もち米粉などを水から沸かしたのり(プル)、唐辛子粉、
にんにく、エビアミを入れてしっかり練ります。

プルは栄養素になり、発酵を助けます。
アミもこの時期ならでは生のものも加えるそうです。
貴重なので早朝から並んで買うと仰っていました。
塩辛のエビアミ(セウジョ・새우젓)も入れるそうです。

キムチも家庭はもちろん、
地域によって味や入れるもののが変わります。
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ここから葉物など野菜を加えてさらに混ぜます。
押さえないように、
余分な水分が出ないように混ぜるのは
見た目より重労働なのです。
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ここから下漬けした白菜の間に
ヤンニョムを塗るようにはさんでいきます。

チョンさんのやり方を見て、反省したのは
今までヤンニョムをはさみ過ぎていたこと。
白菜の根元は多め、葉に向けて薄めに・・・はしていましたが
にしてもヤンニョムの入れ過ぎ
チョンさんの量を覚えたので次は活かしてみます

チョンさんのお話を聞きながらメモを取りましたが
帰国して確認すると、スペル違いがある、ある
「葱」が「小豆」になってたり・・・使わないと忘れてしまします
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おくるみを着せるように丁寧に巻いて仕上げます。
キムチ専用タッパに詰めて、キムチ冷蔵庫に。

キムチ冷蔵庫は
横長タイプ(コンビニのアイスケースの様な)しか知らなかったので
通常の冷蔵庫タイプ(縦長)が最近は増えていることも
新鮮な発見でした。

ちょうど韓国はキムジャン、
極寒の冬を前に大量のキムチを漬ける時期です。
白菜キムチを漬ける時には茹で豚も用意して
出来たてのキムチに茹で豚を包んで食べるのが
大人も子どもも楽しみです

この翌日、チョンさんのキムチをごちそうになりました。
海の香りを感じて、とても美味しかったです。
ごちそうさまでした
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