今月の和菓子は「薯蕷饅頭」。

桃色がかったのが「寒牡丹」で
牡丹のつぼみを模したもの。

緑のものは「織部薯蕷」。
織部焼きのような
深みのある少し青も入った緑色です。

蒸しあがりはまさにあんまん。
冷めると生地のしっとりで
かすかにさくっとした美味しさが
よくわかります。
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薯蕷饅頭に使うのは伊勢芋。
伊勢芋は三重の多気町で栽培されていて
山芋の中でもトップブランド。
ひとかたまりがごつごつして
皮むき専門の方でないと難しいそうです。
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すりおろすと真っ白。
粘りが強くて
ボールを逆さにしても落ちません。
しかもアクが少ないので
変色もしにくいそうです。
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このすりおろした伊勢芋に
お砂糖を混ぜて
半日ほど寝かせます。

寝かせずに使うと
お饅頭が膨らみすぎて
爆ぜてしまうそうです。
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寝かした生地に
上用粉を練りこんで形を作ります。
中にはこしあんを。

寒牡丹はこの生地に桃色の色粉を。
中からほのかにぼかすように包みます。
最後は絞り布巾できゅっと。

織部もこの生地に緑の色粉を。
そこに水分を足して粘度をゆるめます。
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筆で何度か重ねて色づけを。
10分ほど蒸籠で蒸します。
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これはお手本。
こしあんを使うので
手をまめにきれいにしながら包まないと
白い生地が黒ずんでしまいます。

餡を真ん中にくるように包み
どこからでも皮の厚みを一定にするのは
なかなか大変です。
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これは教室で作ったもの。
もう少し円柱な感じで真上を丸くすると
見栄えが良くなるかなぁと。

プロが作ったものと比べるなって話ですが
ひとつひとつが本当に難しい。



そしてもうひとつの楽しみの講義。
今日はお饅頭の歴史や
「日本のお菓子の包み」について。

「ラッピング」とはまた少し異なる
「包む」という日本独特の文化。

柏餅や粽のように
季節の植物で包んだり
のし袋のような紙だったり
風呂敷や袱紗のような布だったり。

包むということに
心を込める大切さ。

こういうものを日常にもっと
大切にしようと思った日でした
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